孤独のグルメツアーを9年ほど続けています。
今回は第37弾となる「南印度ダイニング」(中野)です。
「孤独のグルメツアー」と題して
テレビ東京の人気グルメ番組「孤独のグルメ」に登場したお店を訪ねる「孤独のグルメツアー」を友人と2人で9年ほど続けています。
今回訪ねたのはJR中野駅から徒歩10分ほどの商店街にある南インド料理のお店です。
「孤独のグルメ」シーズン11となる「それぞれの孤独のグルメ」の第10話に登場した「南印度ダイニング」を訪ねます。
1ヵ月ほど前に予約した時点ではこの店名だったのですが、予約の週になって確認したところ、食べログで掲載保留になっています。
何かあったのでしょうか?

ネットで調べてみると、「ビマラインドダイニング」に店名が変わったようです。
電話してみると、予約も生きているようでした。予定どおり行ってみます。
2月21日(金)、中野駅を降りて北口に広がる昭和の飲屋街を抜けて店に向かいます。
新井薬師の商店街の中にありました。外観もテレビの時と比べて色味が変わっています。
南インドを感じる夜
中に入ると、先客は3人。20人ほどが入れそうな広さのお店でした。
インドビール「タージマハル」を注文。イギリスを感じるしっかりしたビールでした。
お通し(?)で大きめのせんべいのようなものがでてきました。
タイのせんべいともちょっと違うカリッとした食べやすいものでした。

他のお客さんはミールスという南インド風セットが多いようですが、我々はいろいろな料理を楽しみたいので、まずは前菜です。
ラッサム(たぶん)という赤色のスープとバターミルクの鶏肉(料理名は忘れました)を頼みます。
スープは酸味で香辛料が効いています。美味しい。
バターミルクの鶏肉は珍しい味で、こちらも正解でした。

続いて南インド風のかき揚げ(玉ねぎと何かの葉野菜)です。
カリカリに上がっていて、葉野菜の風味が美味しかったです。

続いてマトンの炒め物です。料理名は忘れました。
2辛(0から5まで選べます)にしてみましたが、それほど辛くはなかったです。
マトンと香辛料がよく合っていて美味しかったです。
このあたりで飲み物はインドの赤ワインになりました。
これは面白い味でした。コクや深みは一切なく、サラッとした飲み感でした。
友人曰く「焼酎のようなワイン」。飲み進めると慣れてきます。
料理はいよいよメインです。
カレーは南インドスペシャル的なものを勧めてもらい、それにしました。
さらにドーサセットとビリヤニセットを頼みました。

ドーサは想定外の大きさでした。長さは50センチほどありました。びっくりです。
中にはポテトがぎっしり詰まっていました。
付け合わせのソース的なものをつけたり、カレーをつけたりしていただきます。
もさっりした食感でした。ポテトの量もあいまってお腹が膨れてきます。
ビリヤニ(スパイスの炊き込みご飯)もかなりの量でした。
コメはかなり長い品種で、しっとりした食感でした。パラパラ感はありません。
スパイスはそれほど感じませんでしたけど、もうこの当たりで慣れきっていたのかもしれませんw
それにしてもすごい量でした。お腹いっぱいです。
ワインが終わったので、何がいいか相談するとインドのラムがあるとのこと。
ソーダ割りが美味しいとのことで、インドラムのソーダ割りをもらいました。
ラムらしい甘味と濃厚な味わいでした。翌日、けっこう残りました。
移転なのか店名変更なのか
お会計の時にお話を聞いてみました。
「南印度ダイニング」を経営していた方の娘さんがビマラさんで、店を引き継いで「ビマラインドダイニング」に店名を変えたとのことです。店を譲ったお父さんのダスさんは、いまはのんびり故郷のチェンナイ(旧マドラス)でのんびりしているが、まもなく日本に戻ってくるとのことでした。
娘のビマラさんは元々はときわ台(板橋区)で「ビマラインドダイニング」を営業していたのですが、そちらを閉店してお父さんの店に移転してきたとのことでした。
つまり移転なのか店名変更なのか微妙なところですが、基本的にはお父さんの店の味を引き継いでいるようです。
料理はビマラさんの旦那さんとその弟さんが南インド料理を、もう一人の方が北インド料理を担当しているそうです。
今回食べた料理のうち、北インドのものはバターミルクの鶏肉だけで、その他は南インド料理だと教えてもらいました。どちらも本当に美味しかったです。
中野の夜は更けて
店内は気付くと我々以外はすべて外国人(たぶんインド人?)になっていました。ディープです。
その方たちも帰って、最後は我々だけになってしまいました。
たいていいつもこんな感じで最後の2人になります。滞在時間、長い派です。
南インド料理を堪能した寒空の夜でした。