税理士さんは必要です

仕事の話

開業していろいろと自分でやってきました。
でも、どうしようもないものがあります。会計です。
そこでお願いするのが税理士さんです。本当にありがたい存在です。


限界を感じました

開業するまでも、開業してからも、初めてのことにいろいろとトライしました。
WordPressを使ってHPを作ってみたり。
Canvaを始めて名刺をデザインしたり。
商標登録の申請をしたり。などなどです。
   →「WordPressを始めてみた」
    「Canvaも始めちゃう」
    「商標登録にトライしてみました」

でも自分ではどうしてもできないことがありました。
それが会計です。

帳簿は付けています。
最初は「仕訳帳」や「総勘定元帳」を買って、手作業で記入していました。
簿記3級の知識の範囲ですけどw
でも消費税を忘れていました。

消費税の記入をし直すのが面倒くさくなって会計ソフトにしようと思いました。
ネットで無料のクラウド会計サービス「円簿会計」を見つけました。
一応、入力はしました。

でもそこから先がよくわかりません。自分の仕訳が正しいのかもわりません。
限界でした。

どうしようもなくなり税理士さん探しを始めました。

税理士さんを探します

一から税理士さんを探すのはリスクだらけです。どんな人かわかりませんし。
そもそも世にあまたいらっしゃる中からどうやって選べばいいのかわかりません。

ということで、公認会計士をやっている大学の友人に恐る恐る声をかけました。
バリバリの公認会計士で、会計士事務所を経営して、企業会計を何社も担当している人です。
そんな人に起業したての一人会社の会計を依頼するなど恐れ多いことです。

ちなみに公認会計士は自動的に税理士の仕事をすることができるようになっています。
税理士になるには、通常は税理士試験に合格してなりますが、
税理士試験に合格しなくても、ほかには弁護士も税理士の登録が可能ですし、
国税従事者として23年または28年以上税務署に勤務した人も税理士になれます。

税務署勤務から税理士として独立した人を知っていますが、
税理士にも「格」があるようで、税理士試験に合格した人に一目置いていました。

話がそれました。
ということで、いろいろと考えたのですが、公認会計士の友人にお声がけしたところ、
気前よく引き受けてくれました。

ありがとうございます!

「税理士」さんにお願いしたこと

一応ですが、仕訳の入力はしていたので、その先をお願いしました。
決算をして、決算書をまとめてもらいます。
そのほかにも納税にあたっての電子申請の手続きもしてくれました。

さらに消費税をどうするかという話になり、
いろいろと考えた末、いわゆるインボイス登録もすることにしました。
消費税をめぐるあれこれについてはこちらの記事をご参照ください。
   →「インボイス登録のメリット」

決算書をまとめてもらい、本当に助かりました。
後から指摘されたのですが、ボクの仕訳ではダメなところが多かったようです。

そもそも自分が立て替えた費用をよくわからず「役員貸付金」という科目で仕訳していたのですが、
正しくは「未払金」でした。

ほかにも減価償却するものや、社会保険の仕訳など、自分ではわからないものが多々ありました。
やはり、依頼して正解でした。

第1期の決算を終える

12月を期末に設定したので、第1期の決算が終わりました。
売上がほぼないので、お恥ずかしいことに赤字です。

こんなスタートでいいのか。融資が心配です。。

決算書の損益計算書や貸借対照表などもきれいに作成してもらいました。
さすがですね。

株式会社なので決算の承認を株主総会でしなければなりません。
とはいえ一人会社なので株主もボク一人です。

とうことで一人で株主総会をするわけですが、要は議事録を作成するということです。
ネットで調べて議事録の作り方を調べて作ってみましたが、
やはりどうも違ったようで、税理士さんというか会計士の友人に直してもらいました。

株主総会で承認=議事録作成を経て、
いよいよ法人税の納税と決算書の提出ということになりますが、
その作業もすべて税理士さんがやってくれました。

ちなみに赤字会社なので、法人税は均等割の分だけでした。
利益がなくても均等割だけは課税されます。
ボクの会社の規模だと7万円なのですが、第1期は12ヵ月なかったので、
月割りして4万円ちょっとを納税しました。

消費税の還付

そして、これが重要だったのですが、消費税の還付です。
つまり払い過ぎた消費税を取り戻すことです。

「預かった消費税(=売上時の消費税)」から「支払った消費税(=仕入れ時の消費税)」を差し引いた額を、消費税として納税するわけですが、
弊社の場合、売上がほぼなかったので、支払った消費税の方が多かったのです。
その場合は、消費税を還付してもうことができます。

この還付の請求手続きもしてもらいました。
これはかなりの作業が必要だったとのことでした。

金額としては数万円だったので、さほどではありませんが、
創業間もない、やりくりがたいへんな会社としてはありがたいことでした。

税理士さんは必要です

会社経営にとって税理士さんは必要な存在です。

制度が複雑でしかも法律がよく改正される税制に対応していかなければならないのですが、
とてもじゃないですが、独力では無理というか無茶です。

企業として、適正な会計と納税をする義務がありますから、
それを達成するためにも規律が大切です。

それにはやはり専門家、税理士さんは欠かせないとうことになります。

最後に余談ですが、税理士さんには得意分野があります。
試験の時の科目によることが多いようですが、所得税、法人税、消費税などです。

中でも資産税(相続税・贈与税)は特殊なようなので、
相続税のご相談をされる際には、相続税を得意としている税理士さんを選ぶことをおすすめします。

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