暖かい日もある冬の観戦

ラグビー

ラグビーリーグワン、今年も盛り上がっています。
交流戦の注目の一戦、BL東京vs東京サンゴリアスを見てきました。


秩父宮だけど「府中ダービー」

BL東京は「東芝ブレイブルーパス東京」、東京サンゴリアスは「東京サントリーサンゴリアス」が正式名称です。
チームの愛称や地域名で呼ぶことが推奨されているようですが、
やはりつい、東芝、サントリーと企業名で呼んでしまいます。

この両チーム、東京・府中市をホームグラウンドにしていることから、
対戦は「府中ダービー」と呼ばれています。
府中ダービーですけど、今回の舞台は府中ではなく秩父宮ラグビー場でした。

秩父宮バック席の悲哀

2月15日(土)、真冬の寒波のちょうど谷間となった、「暖かい」といえる日でした。
久しぶりにバックスタンドに席を取りました。A指定席3,500円です。
リーグワンのチケットサイト「チケラグ」から取るわけですが、
ほぼ埋まっています。が、通路側が2席空いていたので抑えました。

実際に席に行ってみると、目の前に手すりがあってちょっと見づらいです。
なるほど、だから空いていたワケですね。
そしてその席を避けてチケットを取っているみなさん。さすがです。

さてこのバックスタンドの席ですが、屋根がまったくありません。
雨が降ったりすると悲惨なことになります。
そして南向きなので、天気がいいと日差しを真正面から受けることになります。
夏だと暑くてたいへんなことになります。そんなことから敬遠していました。

久しぶりに席を取ったこの日は、冬の日差しが心地いいです。
風もほとんどなく、「当たり」の日でした。
と思っていたのですが、なんと暖かすぎました。

暖かい日もあります

真冬の観戦なので、防寒はバッチリです。
持っている一番厚いダウンコートに帽子、手袋といわゆる「完全武装」で臨みました。
それが裏目に出ました。
座っているだけで汗ばんできます。結局、ダウンコートを脱いでしまいました。
でも脱ぐと、さすがにちょっと寒いんですよね。
ホント、冬のラグビー観戦は難しい。

秩父宮はビールの売り子さんが席を回ることはほとんどないのですが、
この日は違いました。3人ほどの売り子さんが席を回っています。
さっそく呼び止めて、ビールを買いました。350ml缶をコップに移して650円。
ゲストとはいえサントリー戦ですから、もうちょっと安いとうれしいのですが。。

売り子さんに「暑いぐらいですね。きょうは売れるんじゃないですか」と声をかけると、
「Tシャツになりたいんですけど、日焼け止め持ってないんですよね」と。
確かにお肌のケアが心配になるほどの日差しでした。

キックは本当に重要なんです

試合はというと。
前シーズン優勝した東芝(BL東京)が今シーズンも好調で、2位につけています。
全勝のパナソニック(埼玉ワイルドナイツ)を1敗で追いかけています。
一方のサントリー(サンゴリアス)は、出だしでつまづき負けが先行しましたが、このところ連勝していて調子を上げています。
東芝がやや有利かという感じですが、どうでしょうか。

サントリーのディフェンスはスキがあるのか、それを見逃さず東芝が突破します。
ジョネ・ナイカブラというフィジー出身で日本代表のウイング(14番)が早いです。
尋常ではない速さでトライを取っていました。
そして東芝のスタンドオフ(10番)リッチー・モウンガのプレーが光ります。
モウンガはニュージーランド代表(オールブラックス)です。
リーグワンでは前シーズンのMVPで、東芝優勝に貢献しました。

右端の金髪がモウンガ、左から4人目がリーチ マイケルです

サントリーも後半途中まで1点差とくらいついていたのですが、最後は突き放されました。
結果、東芝が43-33で勝利となりました。
東芝はスクラムでかなり押されていたのですが、そのチャンスをサントリーが活かせませんでした。
サントリーのスタンドオフ(10番)高本のキックがこの日は気の毒なぐらいダメでした。

左から4人目が流大です

今シーズンはどこのチームもなんだかキックがうまく決まりません。
ラグビーでキックはかなり重要です。
得点はもちろんなのですが、ペナルティの後のキックや試合の中でのキックが試合の行方を分けます。
2027年のオーストラリアW杯にむけて、キックの精度も上げていってほしいです。


寒さに弱いので、冬のラグビー観戦はかなりきついです。
暖かい日は助かります。そんな1日でした。
ラグビー観戦の後は、創作系の焼き鳥屋で1杯となりました。

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